前回に続きGoogleアカウントがあれば誰でも始められる「Google Analytics」を導入しよう!のお話しをさせていただきます。ご存知の方はスルーしてくださいね(^^)
今回は具体的に、その「Google Analytics」ことGAを使ったアクセス解析の方法をご紹介させていただきますが、無料で誰でも簡単に始めることができるツールなので使わないのはもったいないです。それでは始めさせてください。
1. Googleアカウントを作る
まずはGoogleアカウントを作成します。作成したらGAのサイトに行ってログインし、「お申込み」をクリックします。
2. トラッキングコードを発行する
トラッキングコードを発行します。トラッキングコードはWebサイトを識別するナンバーのことで、基本的に、ひとつのサイトにつき、ひとつ発行できます。
3. タグをWebページに埋め込む
トラッキングコードを発行すると、タグと呼ばれるHTMLコードが表示されます。これをコピーして、計測したいすべてのWebページのコード内で、の前に貼り付けます。
これで設定は終わりです。徐々にGA上にWebサイトの情報が蓄積されていきます。
「レポート」画面で、サイトにアクセスしているユーザーについて知ろう
設定後ある程度(1週間程度)経過したら、GAのページを開いて確認してみましょう。ログインして「すべてのウェブサイトのデータ」を選択すると、次のようなレポート画面になります。
▼「ユーザー」の「サマリー」画面
Googleアナリティクス・レポート画面
このページでは、自分のサイトにどれくらいの人がアクセスしているのか、どのページが多く閲覧されているのか、どのような経路で流入してきたのか、といったことを教えてくれます。
アクセス解析で知っておくべき用語8つ
このレポート画面に並んでいる用語を簡単に解説します。いずれも、アクセス解析をするなら最低限これだけは知っておくべき!という用語です。
ページビュー(PV):あるページが期間内に、何回表示されたかを表す回数。
セッション:ある訪問者がそのサイトにアクセスしてから、別のサイトに移動するまでのひとつづきをセッションと呼び、その回数をカウントしています。30分が経過すると、2セッションとカウントされます。
ユニークユーザー(UU):あるページが期間内に、何人(正確には何台のパソコン、に近い)に表示されたか表す回数
直帰率:そのサイトを訪問し、最初の1ページだけを見て他のサイトに出て行ってしまった割合
オーガニック:GoogleやYahoo!などの検索エンジンからサイトに流入した訪問者
リファラル:他サイトのリンクからサイトに流入した訪問者
コンバージョン(CV):商品購入や資料請求など、サイト内でお客様に取ってほしいアクションが行われること。コンバージョンには企業の売上に直結する要素を設定することが多いので、大切な指標になります。
どのページがよく見られているのか、GAを使って確認しよう
アクセス解析をすると、どんな人が(ユーザー)、どこから来て(集客)、どこを見て(行動)、何をしたか(行動)ということがわかります。まずは「何を知りたいのか?」を決めましょう。
例えばページごとのページビュー数が多い順で表示します。
この数字が多ければお客様のニーズに合ったページと言えるでしょうし、逆に少なければ何か改善点があるはずだと考えられます。
このようにしてGAで得た情報が、課題解決の糸口になります。
GAに慣れるために、まずはこんなことをやってみよう
今回の記事でGAを使ったアクセス解析の仕方がイメージできたでしょうか。
最初にGAの画面を見た時はたくさんの数字が並んでいてややこしそうでしたが、慣れてしまえば何ということはありません。
早く慣れるためにも、まずは
「ユーザー→サマリー」(どんな人が来たか)
「集客→すべてのトラフィック→チャネル」(どこから来たか)
「行動→サイトコンテンツ→すべてのページ」(どこを見たか)
の3つのページを操作してみることをおすすめします。
訪問者が何をしたか(=コンバージョン)を見るためには、具体的な目標を立ててGAに登録する必要があり、上記3つよりも少々難しくなります。
さらに、1週間単位でPV数やUU数を比較して数字が大きく変化しているところがあれば、「なぜ数字が大きく変化したのか」を考えてみましょう。
最初は立てた仮説が間違っていても、考えるクセが気付き力や分析力の向上につながります。
GAには、必要なデータだけ抽出したり(フィルター)、レポートをエクセルで出力したり(エクスポート)、
よく使うレポートにすぐアクセスできるようにしたり(ショートカット、マイレポート)まだまだたくさんの便利な機能があります。
これらを使えるようになれば、欲しい情報にすぐに到達でき、アクセス解析にかかる時間が大幅に短くなるはずです。
最後に、私たちはWEB解析士の資格を持っているスタッフがアクセス解析サービスを行っています。
現在はユニバーサル アナリティクスに変更され操作性もだいぶ変わり、正直、自分で覚えるよりもサイト全体のマーケティングや解析を任せてしまう方が時間も無駄にせず、正しい分析結果が得られるはずです。
実際に私たちがデータ解析をし、見える化→プランを練る→実行。その結果お店の集客が倍増したという事例もございますので、
分析や集客施策についてお悩みの方は、ご相談ください。