私たちのお客様にLGBT向けのお店を経営しているジェンダーの方がいます。
とても気さくで、職業柄もあってコミュニケーションも得意。今では飲み会に誘っていただいたりと仲良くさせていただいているのですが、実は最初にご連絡いただいたときにはここに頼んでよいのかと、不安な気持ちでいっぱいだったそうです。といいますのも、以前お店のホームページ制作をノンケのフリーランスの方にお願いしようとしたところ、どうしてもコミュニケーションがうまくいかず、途中で断念してしまった痛い経験があるそう。
しかし聞けば納得。打ち合わせではこんなケースになってしまうようです。
- 専門用語を知らない、ニュアンスが伝わらない
私たちLGBT関係者であれば大多数のお仲間がわかる用語。タチ、ネコ、ガチムチ、ウリセンだったり、
そんな当たり前の専門用語を知らないんだそうです、まあそりゃ仕方ないでしょうが、だからといって自分なら
ノンケの担当者にいちいち用語の説明したり理解させるのって、正直面倒ですし、ちょっと言いにくいワードや
恥ずかしい内容もあったりしますよね(笑)
客側からすれば、そんなことくらい調べておけよという気もしますが、、なかなか現実そうもいかないでしょう。 - 出来あがったデザインや文章がやばすぎ
ノンケさんにはわかりにくい仕事、例えば売り専やハッテン場だったり、、結局その内容がきちんと伝わらないまま仕事が進むことになってしまうと、できあがるデザインや文章も、「え!?」という結果になってしまうようです。
これもなんとなくわかります。ジャニ系がターゲットなのに、使っている画像は店の雰囲気と全く違うマッチョな外人だったり、、チラシに使う色がレインボーカラーにしておけばいいよね!みたいな事例がよくあるようなのです。
まあ、理解なきノンケさん的な感覚だとそうなっちゃうことも仕方ないでしょう。
なので、結果的に無駄なやり取りや修正が増え金額がかさんでしまったり、お互い妥協で進めることになってしまう。
ゆえに私たちを選んでください。とは言わないんですが、制作者側とお客様とが理解しあいながら仕事をすることって、実はすごく大事なことだと思ってるんです。
特に私がそれを顕著に感じたのは、ホームページを作る際にとても重要なSEO、つまり検索対策についてです。
その事例は次回に書かせていただきます。